「個人情報が流出したってニュース、最近よく見るけど大丈夫なの?」
「ネットのセキュリティ対策って、何をすればいいの?」
「難しそうで、何も設定していない…」
そんな方に向けて、今すぐできるセキュリティ対策をまとめました。
最近、企業から個人情報が流出するニュースを見ると、不安になりますよね。
企業が管理する情報の流出を、私たち個人が完全に防ぐことはできません。
でも、万が一メールアドレスやパスワードなどが漏れてしまっても、自分のアカウントを簡単には乗っ取られないようにする対策はできます。
あなたが使っているサービスはありませんか?
今回紹介するのは、普段何気なく使っている身近なサービスのセキュリティ対策です。
「これ、私も使ってる!」というものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
| サービス | この記事でわかること |
|---|---|
| Google・Gmail | 不正ログインを防ぐ2段階認証・パスキー設定 |
| LINE | 乗っ取りを防ぐログイン設定・端末確認 |
| 楽天市場・楽天ID | 楽天アカウントを守るパスキー設定 |
| iPhone・Apple Account | スマホの盗難対策・アカウント保護 |
| Google Chrome | セキュリティ更新の確認方法 |
| WordPress | ブログの乗っ取りを防ぐ設定・管理方法 |
| PayPay | 不正利用を防ぐ端末認証・利用上限設定 |
| 楽天ペイ | 支払い時の認証・支払い元の確認 |
| SBI証券・楽天証券 | 証券口座の不正アクセス・出金対策 |
| Microsoft・Windows | アカウントの2段階認証 |
| Amazon | 不正ログインを防ぐ認証設定 |
「設定した覚えがないな…」
「そもそも、どこを確認すればいいのかわからない!」
そんな方も大丈夫。
この記事では、Google、LINE、楽天、PayPay、WordPressなど、普段使っているサービスのセキュリティ設定を紹介します。
専門用語もできるだけわかりやすく説明し、なぜその設定が必要なのか、どこを操作すればいいのか、設定できたか確認する方法まで、初心者向けに説明しています。
全部を一度に設定する必要はありません。
まずは、よく使っているサービスから確認してみてくださいね。
※2026年10月30日時点の情報をもとにしています。設定名や画面はアプリ・OSのバージョンによって異なる場合があります。操作時は各サービスの公式画面・ヘルプを優先してください。
1. そもそもセキュリティ対策はなぜ必要なの?
個人情報が流出するとどうなる?
例えば、あるネットショップに登録していたメールアドレスとパスワードが流出したとします。
もし、そのパスワードを楽天やGoogleでも使い回していたら、ほかのサービスにも不正ログインされるかもしれません。
さらに、メールアカウントを乗っ取られると、別のサービスのパスワード再設定メールを悪用される可能性もあります。
つまり、1つのアカウントから被害が広がることがあるのです。
パスキー・2段階認証・脆弱性とは?
セキュリティ対策でよく登場する専門用語を、簡単に説明します。
| 用語 | わかりやすい意味 |
|---|---|
| パスワード | ログインするための秘密の合言葉 |
| パスキー | 顔・指紋認証や端末のPINなどを使う、安全性の高いログイン方法 |
| 2段階認証 | パスワードに加えて、別の確認も行う仕組み |
| 生体認証 | 顔や指紋などで本人を確認する方法 |
| 脆弱性(ぜいじゃくせい) | ソフトウェアなどのセキュリティ上の弱点 |
| セッション | 一度ログインした状態を維持する仕組み |
| フィッシング詐欺 | 本物そっくりの偽サイトなどで情報を盗む詐欺 |
例えば、家に置き換えると、パスワードは玄関の鍵、2段階認証は追加の鍵のようなものです。
パスキーは少し違って、従来のパスワードを使わずにログインできる仕組みです。
パスキーは対応する正規サイトのドメイン(インターネット上の住所)と結び付いているため、別の偽サイトではそのパスキーを使ってログインできない仕組みになっています。
そのため、偽サイトにパスワードを入力させるフィッシング詐欺に強いという特徴があります。
ただし、パスキーを設定しても、スマホの盗難やログイン済み端末の悪用まで完全に防げるわけではありません。
複数の対策を組み合わせることが大切です。
どのサービスから確認すればいい?
最初は、次の順番がおすすめです。
| 優先度 | 対象 | まず確認すること |
|---|---|---|
| 最優先 | Google・普段使うメール | 2段階認証・パスキー |
| 最優先 | Apple Account・iPhone | 2ファクタ認証・盗難対策 |
| 最優先 | SBI証券・楽天証券 | パスキー・出金先口座 |
| 高 | LINE・楽天ID | ログイン設定・端末確認 |
| 高 | PayPay・楽天ペイ | 端末認証・利用上限 |
| 高 | Chrome | 最新版への更新 |
| ブログ運営者は高 | WordPress | 更新・2段階認証 |
| 利用者は確認 | Microsoft・Amazon | サインインの保護 |
使っていないサービスについては、設定する必要はありません。
2. Googleアカウントのセキュリティ対策
Gmailを使っている人は、特に確認してほしい設定です。
なぜなら、Googleアカウントが乗っ取られると、Gmailだけでなく、ほかのサービスのパスワード再設定にも影響することがあるからです。
① 2段階認証を設定する
2段階認証とは、パスワードだけでログインできないように、もう1つの確認方法を追加する仕組みです。
設定手順
- Googleアカウントのセキュリティ設定を開く
- 自分のGoogleアカウントにログインする
- 「セキュリティ」または「セキュリティとログイン」を開く
- 「Googleにログインする方法」を探す
- 「2段階認証プロセス」を選ぶ
- 画面の案内に従って設定する
スマホに届く確認通知など、利用できる認証方法を設定します。
設定できたか確認する方法
もう一度「2段階認証プロセス」を開き、有効になっていることを確認します。
項目が見つからない場合
Googleの設定画面は変更されることがあります。「Googleアカウントを管理」からセキュリティ関連の項目を探してください。
すでに2段階認証が有効な場合は、新しく設定する必要はありません。
② Googleアカウントにパスキーを設定する
パスキーは、顔認証・指紋認証・端末のPINなどでログインできる仕組みです。
設定手順
- Googleのパスキー設定画面を開く
- Googleアカウントで本人確認する
- 「パスキーを作成する」を選ぶ
- 画面の案内に従って進む
- 顔認証・指紋認証・PINなどで登録する
設定できたか確認する方法
パスキーの設定画面に戻り、自分の端末のパスキーが登録されているか確認します。
設定できない場合
スマホやパソコンに画面ロックが設定されているか確認してください。
また、家族共用のパソコンや他人の端末には、自分のパスキーを作成しないでください。
端末のロックを解除できる人が、アカウントへアクセスできる可能性があるためです。
③ 知らない端末がログインしていないか確認する
Googleアカウントの「セキュリティ」から、次の順に進みます。
「お使いのデバイス」→「すべてのデバイスを管理」
見覚えのないパソコンやスマートフォンが表示されていないか確認しましょう。
知らない端末があればログアウトさせ、アカウントの保護手順に従って対応してください。
3. LINEの乗っ取りを防ぐ設定方法
LINEには、家族や友人とのメッセージ、写真など、大切な情報がたくさんあります。
普段スマホでしか使わない人は、パソコンからのログイン設定も確認しておきましょう。
① パソコン版LINEを使わない人はログイン許可をオフにする
設定手順
- LINEアプリを開く
- 「ホーム」をタップ
- 右上の歯車マークをタップ
- 「アカウント」を開く
- 「ログイン許可」を探す
- パソコンや対応する外部端末からログインしない場合はオフにする
設定できたか確認する方法
「ログイン許可」がオフになっていれば完了です。
パソコン版LINEを利用する人は、必要に応じてオンのままにしてください。
② ログイン中の端末を確認する
「ホーム」→「設定」→「アカウント」→「ログイン中の端末」
自分が使っていない端末がないか確認しましょう。
知らない端末が表示された場合はログアウトさせ、パスワード変更などの対策を行ってください。
③ Webログインの2要素認証を確認する
「設定」→「アカウント」→「Webログインの2要素認証」
設定が表示される場合は、オンになっているか確認します。
項目が見つからない場合
LINEのバージョンや端末によって表示内容が異なる場合があります。アプリを更新し、公式ヘルプを確認してください。
4. 楽天アカウントを守るセキュリティ設定
楽天市場、楽天ペイ、楽天トラベルなどを利用している方は、楽天IDも守っておきたいアカウントです。
① パスキーを設定する
楽天のパスキー対応サービスから設定します。
基本的な設定手順
- 楽天の公式サイトや対応アプリにログインする
- パスキーの設定画面を開く
- 「パスキーを設定する」などの項目を選ぶ
- 必要に応じてメールで届く認証コードを入力する
- 顔認証・指紋認証・PINなどで本人確認する
- 設定完了の表示を確認する
設定できたか確認する方法
パスキーの設定画面に戻り、登録済みになっていることを確認します。
項目が見つからない場合
楽天のすべてのサービス・ログイン画面で、同じ設定手順が使えるとは限りません。
利用する楽天サービスの公式ヘルプで、パスキーの対応状況を確認してください。
② ログイン履歴を確認する
楽天の公式サイトからログイン履歴を確認します。
知らない日時やサービスへのログインがあれば、パスワード変更やアカウント情報の確認を行いましょう。
5. iPhone・Apple Accountのセキュリティ設定
iPhoneには、メールや写真、パスワードなど多くの情報が保存されています。
iPhoneを使っている方は、次の設定を確認しましょう。
① Face ID・Touch IDを設定する
Face IDは顔、Touch IDは指紋で本人確認を行う機能です。
設定手順
- iPhoneの「設定」を開く
- 「Face IDとパスコード」をタップ
- パスコードを入力する
- 「Face IDを設定」を選ぶ
- 画面の案内に従って顔を登録する
Touch ID対応機種では「Touch IDとパスコード」から設定します。
設定できたか確認する方法
Face ID・Touch IDの設定画面に登録状況が表示されることを確認します。
② 「盗難デバイスの保護」をオンにする
これは、iPhoneを盗まれたときに大切な情報や設定を守る機能です。
設定手順
- 「設定」を開く
- 「Face IDとパスコード」をタップ
- パスコードを入力する
- 「盗難デバイスの保護」を開く
- オンにする
さらに、セキュリティ要件を適用する場所の設定で「常に」を選択すると、自宅などでも重要な変更の際に追加の本人確認が必要になります。
注意点
設定によっては、Apple Accountのパスワード変更などに1時間の待機時間が必要になる場合があります。
設定できない場合
iOSの対応状況、Apple Accountの2ファクタ認証、Face ID・Touch ID、「探す」などの必要条件を確認してください。
完了確認
「盗難デバイスの保護」の画面で、有効になっていることを確認します。
③ 「iPhoneを探す」をオンにする
設定手順
- 「設定」を開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 「探す」を開く
- 「iPhoneを探す」を選択
次の項目を確認しましょう。
| 項目 | 確認する状態 |
|---|---|
| iPhoneを探す | オン |
| 「探す」ネットワーク | オン |
| 最後の位置情報を送信 | オン |
④ Apple Accountの2ファクタ認証を確認する
「設定」→「自分の名前」→「サインインとセキュリティ」
ここで、2ファクタ認証と登録済みの電話番号を確認しましょう。
古い電話番号が残っている場合は、現在使っている番号へ変更してください。
また、「設定」の自分の名前を開いて下へスクロールすると、Apple Accountに関連付けられた端末も確認できます。
知らない端末がないか確認しましょう。
詳しい説明はApple公式サポートで確認できます。
6. Google Chromeを最新バージョンに更新する方法
Chromeの更新が必要なのはなぜ?
Chromeは、インターネットを見るためのソフト(ブラウザ)です。
2026年10月27日には、GoogleがChromeのセキュリティ更新を公開し、52件の問題を修正しました。
さらに10月29日にも更新が公開されています。
脆弱性とは、簡単にいえばソフトウェアのセキュリティ上の弱点です。
古いバージョンを使い続けると、修正済みの弱点を狙われる可能性があります。
ただし、更新していないからといって、すぐにパソコンが乗っ取られるわけではありません。
大切なのは、更新を後回しにしないことです。
① Chromeを更新する【Windows・Mac】
設定手順
- パソコンでGoogle Chromeを開く
- 右上の「︙」をクリック
- 「ヘルプ」を選ぶ
- 「Google Chromeについて」をクリック
- 更新処理が表示されたら完了まで確認する
- 「再起動」が表示されたらクリックする
もっと簡単に開くなら、Chromeのアドレスバーに次を入力してEnterキーを押します。
chrome://settings/help
② 更新できたか確認する
Chromeを再起動してから、もう一度「Google Chromeについて」を開きます。
「Chromeは最新の状態です」と表示されていれば、基本的には完了です。
注意:Chromeは更新後に再起動することが重要です。
また、更新は順次配信されるため、ほかの人とバージョン番号が違う場合もあります。
③ 更新できない場合は?
- Chromeを一度終了して開き直す
- パソコンのインターネット接続を確認する
- WindowsやMac自体の更新状況を確認する
- 会社・学校の管理端末なら管理者へ確認する
サポートが終了したOSでは、新しいChromeへ更新できない場合もあります。
7. WordPressブログを守るセキュリティ対策
WordPressでブログを運営している方は、ぜひ確認しておきたい内容です。
WordPressが不正に操作されると、記事を書き換えられたり、悪意あるプログラムを設置されたりする可能性があります。
① WordPress本体・テーマ・プラグインを更新する
設定手順
- WordPress管理画面へログイン
- 「ダッシュボード」を開く
- 「更新」をクリック
- 更新がある項目を確認する
- バックアップを取ってから必要な更新を行う
完了確認
もう一度更新画面を開き、必要な更新が残っていないか確認します。
ブログのトップページや記事ページが正常に表示されるかも確認しましょう。
② 不要なプラグインを削除する
「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」
不要なものがあれば、必要性を確認して停止・削除します。
注意点
セキュリティ対策やバックアップなどに必要なプラグインを誤って削除しないようにしましょう。
③ WordPressに2段階認証を設定する
WordPressは、対応するプラグインを利用することで、ログイン時の本人確認を強化できます。
例えば「Two-Factor」というプラグインがあります。
設定手順
- WordPress管理画面で「プラグイン」を開く
- 「新規プラグインを追加」を選ぶ
- 「Two-Factor」と検索する
- 配布元・互換性を確認してインストール
- 有効化する
- 「ユーザー」→「プロフィール」を開く
- 「2要素認証オプション」などを探す
- 認証アプリなどの方法を設定する
- 変更内容を保存する
認証アプリ方式では、表示されたQRコードをGoogle Authenticatorなどの対応アプリで読み取り、認証コードを入力します。
必ず確認したいこと
設定後は復旧用のバックアップコードを安全な場所へ保管しましょう。
また、すでに別のセキュリティプラグインで2段階認証を使っている場合は、同じ機能を重複して設定する前に互換性を確認してください。
完了確認
別のブラウザやプライベートウィンドウからログイン操作を行い、2段階認証が要求されることを確認します。
今の管理画面は、再ログインを確認できるまで閉じないほうが安心です。
項目が見つからない場合
プラグインが有効になっているか確認し、Two-Factor公式ページで現在の設定方法を確認してください。
④ ChromeをWordPress管理専用と普段使い用に分ける
ここはブログ運営者にぜひ知ってほしい対策です。
2026年10月、WordPressのログイン済み管理者を狙う「TRUST#GRAFT」という攻撃が報告されました。
通常、WordPressにログインすると、毎回パスワードを入力しなくても管理画面を操作できます。
これが「ログイン状態を維持する仕組み」です。
今回の攻撃では、このログイン済みの状態を悪用し、不正なプラグインを設置しようとする仕組みが確認されています。
解析では偽のCloudflare確認画面を表示する仕組みなどが報告されていますが、攻撃に使われたプログラムが最初にどう入り込んだかは特定されていません。
そのため、普通のWebサイトを開いただけで必ずブログが乗っ取られるということではありません。
ただし、管理作業と普段のネット閲覧を分けることは、攻撃に遭う機会を減らす工夫になります。
Chromeのプロフィールを分ける方法
同じChromeの中で、普段使い用とブログ管理用を分けられます。
設定手順
- Google Chromeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「Chromeプロフィールを追加」や「追加」を選ぶ
- 新しいプロフィールを作る
- 名前を「ブログ管理用」にする
- 必要に応じて色やアイコンを設定する
- 作成したプロフィールからWordPressへログインする
画面によってはGoogleアカウントへのログインを案内されますが、Chromeプロフィールの作成に必ずしも新しいGoogleアカウントは必要ありません。
使い分けの例
| 普段使い用Chrome | ブログ管理用Chrome |
|---|---|
| ネット検索 | 記事の編集 |
| SNSを見る | テーマの設定 |
| ネットショッピング | プラグインの管理 |
| さまざまなサイトを見る | WordPressの更新 |
完了確認
Chrome右上のプロフィールアイコンから、2つのプロフィールが存在することを確認します。
ブログ管理用でWordPressを開き、普段使い用では管理画面へログインしないように使い分けましょう。
ただし、Chromeプロフィールは完全に独立したセキュリティ環境ではありません。
同じパソコン全体が悪意あるプログラムに感染した場合などは、この方法だけで防げるとは限りません。
⑤ 不審な管理者やプラグインがないか確認する
WordPressの「ユーザー」と「プラグイン」を開き、自分で追加していない管理者や見覚えのないプラグインがないか確認します。
今回の攻撃では、mu-pluginsという通常のプラグイン一覧とは別に扱われる領域にも、不正なファイルを残す仕組みが報告されています。
ただし、この領域には正規のプラグインが存在する場合もあります。
見覚えのないファイルを見つけても、自己判断で削除しないでください。
不安な場合は、レンタルサーバーのサポートや詳しい人へ相談しましょう。
8. PayPayの不正利用を防ぐ設定方法
PayPayはお金に直接関係するサービスなので、端末認証や利用上限を確認しておきましょう。
① 端末認証をオンにする
端末認証を使うと、アプリを開く際に、スマホの顔認証・指紋認証・パスコードなどで保護できます。
設定手順
- PayPayアプリを開く
- 「アカウント」をタップ
- 「セキュリティとプライバシー」を選ぶ
- 「端末の認証を有効にする」を選択
- 画面に従って認証方法を設定する
完了確認
設定画面で有効になっていることを確認し、アプリを開き直して認証が求められるか確認しましょう。
設定できない場合
スマホ本体に画面ロックや生体認証が設定されているか確認してください。
② 利用可能額を設定する
PayPayでは、使える金額を自分で制限できます。
例えば、普段1日に5,000円程度しか使わないなら、必要以上に高い上限を設定しておく必要はありません。
設定手順
- PayPayアプリを開く
- 「アカウント」をタップ
- 「利用可能額の設定」を選ぶ
- 「支払い」「友だちに送る」「チャージ」の金額を設定する
- 上限に達した場合の動作を設定する
ここで重要なのが、上限に達したときの動作です。
| 設定 | 動作 |
|---|---|
| 自動で取引を続ける | 上限に達しても取引が完了する |
| 取引を一時保留にする | 金額変更か取引キャンセルを選ぶ |
被害額を抑えることを重視するなら「取引を一時保留にする」を検討しましょう。
項目が見つからない場合
古いバージョンでは、「セキュリティとプライバシー」の中に「利用可能額の設定」がある場合があります。
完了確認
設定画面を開き直し、希望した金額と、上限に達した際の動作が保存されているか確認してください。
③ 登録端末を確認する
「アカウント」→「セキュリティとプライバシー」→「端末の管理」
自分が利用している端末か確認します。
知らない端末があれば、PayPayの公式案内に従って削除・ログアウトさせましょう。
④ 電話番号・PayPay IDの公開設定を確認する
「アカウント」→「送る・受け取る設定」
電話番号やPayPay IDを使った検索・公開に関する設定を確認します。
必要がなければ公開をオフにしましょう。
⑤ 登録している銀行口座・カードを整理する
PayPayの支払い方法の管理画面で、現在登録している銀行口座やクレジットカードを確認します。
利用していないものは必要に応じて削除し、身に覚えのない登録があれば公式サポートへ相談してください。
9. 楽天ペイのセキュリティ設定
楽天ペイを利用している方は、楽天ペイアプリと楽天アカウントの両方を確認しましょう。
① 支払い時の端末認証を確認する
楽天ペイアプリを開き、
「メニュー」→「設定・利用規約等」
を確認します。
「お支払い時に端末認証を使用」などの項目がある場合は、オンにします。
完了確認
設定画面で有効になっていることを確認しましょう。
項目が見つからない場合
アプリや端末によって表示が異なる可能性があります。アプリを更新し、楽天ペイ公式のヘルプで対応状況を確認してください。
② 楽天アカウントのパスキーを設定する
楽天ペイで利用する楽天IDも保護する必要があります。
この記事の「4. 楽天アカウントを守るセキュリティ設定」を参考に確認してください。
③ 支払い元を確認する
楽天ペイのホーム画面で「お支払い元」を確認します。
楽天カード、楽天キャッシュなど、自分の意図した支払い元になっているか確認してください。
また、クレジットカードを使う場合は、カード会社の本人認証サービス「3Dセキュア」についても確認しておきましょう。
完了確認
支払い元の表示と、登録しているカード情報などが自分の認識と一致していれば確認完了です。
10. SBI証券・楽天証券を利用している人の対策
証券口座は資産に直接関係するため、特に優先して確認したいサービスです。
① SBI証券のパスキーを確認する
SBI証券では、パスキーを利用した認証や、パスワードによるログインを無効化する設定が用意されています。
基本的な確認手順
- SBI証券の公式サイトを自分で開く
- ログインする
- 「セキュリティ設定」を開く
- パスキー認証の登録状況を確認する
- 必要に応じて画面の案内に従って設定する
パスキーを登録できたら、ログインパスワードの無効設定についても確認しましょう。
注意点
ログインパスワードを無効にすると、一部のアプリやツールの利用方法に影響する場合があります。
利用中のサービスや復旧方法を確認してから変更してください。
完了確認
パスキー認証が登録済みになっているか、ログインパスワード無効設定が希望した状態になっているか確認します。
② 楽天証券のパスキーと出金先口座を確認する
楽天証券もパスキーの設定状況を確認しておきましょう。
さらに大切なのが、出金先の銀行口座です。
スマートフォンでは次の順に進みます。
- 楽天証券へログインする
- 「マイメニュー」を開く
- 「セキュリティ設定」を選ぶ
- 必要な本人確認を行う
- 「出金先指定口座」を確認する
パソコンの場合は、ログイン後に「セキュリティ設定」から確認できます。
完了確認
表示されている銀行名や口座が、自分の登録したものと一致しているか確認してください。
項目が見つからない場合
「入出金・振替」→「出金」などの画面からも確認できる場合があります。
知らない銀行口座が登録されている場合は、自分で出金操作を試さず、楽天証券の公式窓口へ連絡してください。
11. Microsoftアカウント・Amazonのセキュリティ対策
Microsoftアカウント
Windows、Outlook、OneDriveを利用している方は、Microsoftアカウントも確認しましょう。
確認手順
- Microsoftアカウントのセキュリティ画面を開く
- ログインする
- 「サインイン方法の管理」などを開く
- 2段階認証やパスキーの設定状況を確認する
- 未設定であれば画面の案内に従って設定する
完了確認
有効なサインイン方法と復旧方法が登録されていることを確認しましょう。
Amazon
Amazonには住所や購入履歴、支払い情報などが登録されています。
確認手順
- Amazonの公式サイトやアプリを開く
- 「アカウントサービス」を開く
- 「ログインとセキュリティ」を選ぶ
- 2段階認証やパスキーの設定状況を確認する
- 必要に応じて設定する
完了確認
設定画面で認証方法が登録されているか確認し、登録メールアドレスや電話番号も見直しましょう。
12. セキュリティ設定をするときの注意点
① ログインできなくなることに注意する
パスキーや2段階認証を設定すると、スマホを紛失した場合などにログインできなくなることがあります。
設定前に、復旧方法やバックアップコードの有無を確認しておきましょう。
② 認証コードは誰にも教えない
SMSやメールに届く認証コードは、本人確認のための大切な情報です。
銀行やサービスの担当者を名乗る人から聞かれても、他人に伝えてはいけません。
自分が操作していないのに認証コードが届いた場合は、ログインしようとしている人がいないか確認しましょう。
③ メールやSMSのリンクから安易にログインしない
「アカウントが停止されます」「今すぐ確認が必要です」などのメッセージには注意してください。
不安な場合は、メッセージ内のリンクを押さず、公式アプリや自分で保存したブックマークから確認しましょう。
④ 不正利用が疑われたらすぐに対応する
見覚えのないログインや決済を見つけた場合は、次の順番で確認してください。
- 公式アプリ・サイトから状況を確認する
- 必要に応じて不審な端末をログアウトさせる
- パスワードなどの認証情報を見直す
- 登録メールアドレスや電話番号を確認する
- 金銭的な被害が疑われる場合は公式窓口へ連絡する
すでにアカウントを乗っ取られてログインできない場合は、各社のアカウント復旧・不正利用窓口から対応してください。
まとめ|セキュリティ対策は1つずつ進めればOK!
個人情報の流出や不正アクセスは、誰にでも関係する問題です。
だからといって、難しいセキュリティの知識をすべて覚える必要はありません。
大切なのは、次の5つです。
- パスキーや2段階認証を設定する
- 知らない端末がログインしていないか確認する
- スマホやChrome、WordPressを最新状態にする
- PayPayなどの利用上限・支払い方法を見直す
- 怪しいメールやSMSのリンクからログインしない
企業から個人情報が流出することを、私たち個人が完全に防ぐことはできません。
でも、自分のアカウントを守るために、今からできることはたくさんあります。
まずは今日、GoogleやLINEなど、普段使っているサービスを1つだけ確認してみてくださいね。
小さな対策を積み重ねることが、大切な情報やお金を守ることにつながります。
参考情報・公式サイト
- Googleアカウント ヘルプ
- Google Chrome ヘルプ
- Google Chrome公式リリース情報
- LINE公式ヘルプ
- Apple公式:盗難デバイスの保護
- PayPay公式:利用可能額の設定
- PayPay公式:安全な利用のために
- SBI証券公式FAQ
- 楽天証券公式FAQ
- WordPress公式:Two-Factorプラグイン
- Microsoftアカウントのセキュリティ設定
※本記事は一般的なセキュリティ対策の解説です。サービスによって設定機能・対応端末・操作画面は異なるため、実際の設定時には各サービスの公式案内を優先してください。